画期的なメトロノーム、Soundbrenner Pulse。だがしかし。

打込み同期ドラマーにとってこれほど画期的なメトロノームは他にない!
そう思えるようなとても期待ワクワクなメトロノームが登場しました。といってももう発売1年くらい経つのですが、実際どこまで使えるのか、実践で使えるのか期待と不安を抱えながら購入しました。

まず初めからわかっていることですが、接続がBluetoothということの不安。遅延がある通信手段をなぜ使っているのか? Wi-Fi接続使えばいいのにとか思いながら、もしかしたらプログラム的に解決してあるのか? などと想像しておりました。


ファーストインプレッション

さて、実際に使ってみました。感じる部分はひとぞれですが、私の場合は腕時計位置とか肘や二の腕付近で問題なく感じてドラムを叩くことが出来ました。慣れればもっと自然に演奏と融合出来そうです。
おお!初っ端から意外と好印象です!

しかし直ぐに問題点、しかもメトロノームとしてはその存在を失いかねないような問題に直面しました。


クリックテンポがずれる

メトロノームが一番やってはいけないテンポのズレが生じます。
これはその他のレビューでもあるように、現状では回避不可能と思われるほど頻繁に出る症状。
Bluetooth通信の弱点といえます。

私の場合、本体ダブルタップスタートではほぼ確実に最初の2拍目から3拍目で一瞬詰まります。そのまま走らせていればそれ以降はずれることはありません。
不思議なのは、iOSからのスタートですと、詰まることなくクリックが走ります。

ステージで使う場合は出来ればダブルタップスタートが良いですが、初めの詰まりが気になり、演奏どころではなくなります。
一応回避方法は見つけました。総てに通用するかわかりませんが、アプリ設定の「カウントイン」を有効にしておくと、初めの詰まりがなくなります。

ちなみに、アプリと同期させずSoundbrenner Pulse単体で使った場合は一定のテンポをキチンと保ってくれます。しかし、本体にはテンポを確認する術が無いので意味は無いのですが。。。


とても惜しい製品

正直に言えば、DAW同期も含めてライブの同期演奏に使えるレベルのメトロノームではありません。
そこに関しては落胆of落胆。メトロノームとしての精度は皆無でした。

1曲安定していても2曲目3曲目が安定したクリックが流れる保証がなく、セットリストが無事終わるのか不安だらけ。アプリとのテンポがズレることもしばし起きます。
うまく動けば、練習には良いでしょうが、本番で使うにはリスクが高すぎます。


それでも期待します

それでも私は完成を期待して修正ファームを待ち、使い続けます。
商品コンセプトとしては本当に良いんです。こういうクリックを待っていました。
だって音楽的に無用なクリック音を聞かなくてもいいんです!そんなメトロノームはありません。
正直「なぜ?Bluetoothを選んだ? なぜ速度の安定したWi-Fiを使わなかった?」と疑問は多いにあります。Wi-Fiを接続方式に使っていれば、通信遅延のリスクは減ったハズです。今後Bluetoothの遅延問題がどこまで改善するのかは未知数です。結局解決せずに商品が消滅するのか。それともWi-Fi接続に方向転換するのか。Wi-Fiになってコスト高になっても安定するなら2万でも買います。多分同期ドラマーならみんなそう言うと思います。

商品コンセプトそのもは本当に良いのです。だからこそ、ソフトウエアの完成度の低さが目立って、商品価値を著しく下げています。

諦めずに安定動作に向けたファーム開発期待しています。


ちなみに、サポートは良かった

日本代理店のキクタニミュージックさんの対応はとても良かった。コチラの動作についての質問にわざわざ電話までして頂いて応えてくれました。
メーカーともやりとりしてくれたようで、今後改善する可能性やメーカーへのユーザーの声などを吸い上げてくれました。
輸入して売るだけ、なんて代理店も多い中でとても関心しました。

とりあえず、遅延に関しての改善案の提案とDAW同期は単体アプリではなく、DAW内部で動かすプラグインというカタチの方がいいんじゃないか?ということを要望として提案しました。

まぁ日本代理店がメーカーにどれだけ影響を与えられるかは未知数ですが、淡い期待を込めてということで。


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