BOSSメトロノーム Dr.Beat DB-90

とても今更ですが、BOSSメトロノーム Dr.Beat DB-90を購入しました。
私は基本的にはドラムセットにDTX-Multi 12を組み込んでいるので、クリックはこちらから出していました。
クリック音をメインにも出すか、ヘッドホンのみに出力するか選択出来るので、ライブ本番などでもかなり重宝します。

しかし最近DTX-Multi 12を持ち出さないことも増えてきて、その場合のクリックをどうしようか悩んでいました。
DTX-Multi 12の代わりに持ち出すことの多いRoland TM-2にはメトロノームが有りません。
DB-90の導入で完全な同期が出来るわけではないですが、TM-2から数秒〜数十秒のwavを流すことがあるので、その間だけでもテンポを合わせる必要があり、フットコントローラーでクリック出しが出来ます。

DB-90の良いところは同期用midi入力モニター(モノラル)入力があることです。
midiと同期する必要があるドラマーにとってはとても重要ですが、これを搭載しているメトロノームは他にありません。
そしてモニター入力があるということは、ライブ時にPAからのモニター出力を転がしスピーカーではなく、この入力フォン(XLRからフォン変換が必要な場合もある)にもらえば、自分はDB-90のヘッドホン端子から聴けばクリック音も演奏も聴け、自前でミキサーとかヘッドホンアンプを持ち込まなくても良いのです。

この条件では、もうDB-90しか選択肢はありません。

私がトリガー音源で一番欲しい機能は「wavデータの取り込み・再生」でした。それも発音レイテンシー(遅れ)が発生しないもの。
DTX-Multi 12には取り込みも再生も出来ますが、容量がかなり前時代的な少なさと再生時間の短さ。確かにタイコやシンバル等のワンショットであれば事足りると思いますが、打ち込みをまるまる流したい希望は叶えられません。

DTX-Multi 12はアプリ経由でiPad内の曲データ再生に対応していました。しかし、パッドを叩いてからコンマ数秒発音が遅れるので、どうしてもライブでは使えませんでした。ヤマハに問い合わせたところ「仕様上レイテンシーは詰めれない」とのこと。

TM-2を導入したのは、wavの取り込みこそ出来ないものの、SDカード上のwavをキットに設定し「直接再生させることが出来る」ことでした。事実上wavデータの容量制限がないも同然!
しかもパッドを叩いてからのレイテンシーはほぼ感じられないレベル。本当にここが重要だったのでローランドに問い合わせたくらいです。

そのとき、Rolandのサポートに「これにクリック機能があれば完璧なんですが」と送った記憶があります。
ご丁寧に「次回開発の参考に致します」と返信を頂きました。
そこへなんと今年TM-6 Proの発表! 要望していた機能が搭載されている! これについては次回。

昨年末、YAMAHA EAD10という新型トリガー音源の発売です! とても良さそうじゃないですか!
と、思って仕様を読んでみると、同期ドラマーには残念仕様でした。wavデータの取り込みは出来るものの、全然進化してない。USBフラッシュメモリーからのwav直接再生にも対応していない。wavの取扱はDTX-Multi 12とほぼ変わりません
集音マイクがついただけで、内部の機能はあまり進化してないように思いました。(それはそれで画期的なんでしょうけど)

YAMAHAさん、同期ドラマーの存在忘れてます?

 

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