ZOOM H5を導入、その1
発売からもう3年ほど経ったZOOMのPCMレコーダーH5。
PCMレコーダー自体はもう各社すでに円熟期に入っていて、製品寿命はだいぶ長くなっているので2014年発売のH5なんかはまだ全然新しい方ではあります。
オリンパスは2012年の物がフラッグシップですし、ソニーやローランドなんかは2010年頃の物がまだフラッグシップだったりします。
音質自体はもうどれもかなりのレベルなので、僕も2010年に買ったTASCAM DR-2dを現役で今でも使っています。
PCMレコーダーをもう一段上といいますか、ライブ会場からもう一箇所別録りしたいなぁと思っていて、TASCAMのDR-44WLとこのH5どちらかにするかとても迷っていました。
実は、音は断然DR-44WLの方が好きで、ほぼこっちを選択する予定だでした。しかも3月には大幅な価格改定で安くなったので買う寸前でした。
しかしひょんなことからH5の新品が信じられない価格で、さらにXYH-6というワンランク上のマイクも格安で手に入りました。なんとH5とXYH-6のどちらも新品なのに、DR-44WLを購入するよりも全然安い価格で手に入ったのはラッキーとしか言いようがありません。
では、H5の標準とXYH-6を付けた状態で見た目を比較してみます。
やはり見た目はXYH-5の方がデザイン的にはスッキリしていて、XYH-6は頭でっかちな感じ。重量も頭が重くなります。重量的には標準で電池入りでDR-44WLより少し軽く、XYH-6で少し重いくらいです。
マイクは胴体部分は大きさは変わりませんが、マイクカプセルの大きさがだいぶ違いますね。実際音もかなり違います。そのあたりは次回じっくりと。
そしてちょっとうれしいのは、付属のハードケースがXYH-6マイクを装着していてもちゃんと入ることです。
これは想定外だったので、ちょっとうれしい。
ただ、このプラスチックケース。フタの稼働部分は繰り返しの開閉で絶対劣化して割れます。それなのでいずれは専用ケースか、別の何かを用意しないといけないでしょうね。
H5の良いところは、やはりマイクカプセルを変更して音質を上げたり、使用用途に合わせたりできるところ。
そしてDR-44WLと悩んでいた一番の理由は、「LINE OUT」が「HEADPHONE OUT」とは別にあるところです。殆どのPCMレコーダーはこの2つは兼用だったります。実はこれが別々にあるということはとても意味のあることで、一眼カメラなど映像機器の外部マイクとして接続する場合、HEADPHONE OUTでは出力が高すぎて、カメラ側では入力過多となりノイズだらけになります。それを回避するためには出力信号を落とす「抵抗入りケーブル」という専用のケーブルが必要になります。
これは殆ど選べる種類もなく、好きな長さなどにすることも難しかったりします。まぁ価格自体は高くはないのですが。
しかしH5には「LINE OUT」のみを最大-30dB下げる機能があり、通常のステレオミニケーブルを使うことが出来るため、ケーブル選びの幅も広がります。
それに兼用ですと、ヘッドホンでモニタリングしたいときに困りますし、わたしのように一眼カメラの外部音声マイクとして使いたい場合にはとてもうれしい機能です。
次回はXYH-5とXYH-6のマイク性能に充填を置いた記事でも書こうと思います。
いつになるかわかりませんが(苦笑)