10年ぶりの水冷
多分10年ぶりくらいだと思いますが、ポセイドンというシリーズの水冷を試したことがありました。まだ簡易水冷が今ほど完成されていないときだったので、1年待たずにポンプが逝ってしまい、それ以降はまた空冷に戻りました。
今回はi7 3770がリテールで高負荷をかけると80度とか超えるのをなんとかしたいと思ってました。
ただ、僕のPCケースは特殊でミニタワーでATXマザーが入るというもので、かなり内部は狭い。冷却性能の高い空冷クーラーはみな背が高く、物理的に入らないのです。
そこでPCケースを換えるか、高性能なロープロクーラーにするか悩みました。そこで見つけたのが簡易水冷のAPSALUS3-120でした。
簡易空冷としては格安の5,000円台。ポセイドンで失敗経験があるので、初めはふーんくらいだったのですが、調べて見ると結構評価が高い。
まぁ失敗しても5,000円(でも妻帯者にはちょっと貴重だ)と、ケースに思い入れもあったので、このミニタワーケースに入るかと徹底的に計測して、「ギリギリいける!」と確信して購入。
実物を見てみると、作りはしっかりしていて、他の1万円程度する簡易水冷のものと遜色はないです。水枕の作りが甘いとかも特に感じません。
早速取り付け作業。若干迷いましたが、まぁ自作歴も長いのでその辺は乗り越えて、一番気を遣ったケースへのラジエター設置。
冷却ホースに無理なテンションがかからないように取り回し、唯一12cmファンが取り付けられる側面にラジエター設置。
ちなみに12cmファンは付属のものではなく、ちょっと性能の高い12cmファンをもともと付けていたので、それを利用しました。
電源投入後しばらくは冷却水の流れる音がしますが、しばらくすると落ち着きます。
さて肝心の冷却性能ですが、これは流石水冷。
アイドル時27℃程度、1時間程度の放置で32℃ほどです。
バイオ6ベンチやFF11ベンチ、FF14ベンチを立て続けに行った直後の温度は54℃。
おお!これは優秀!
電源ユニットにギリギリ迫っていたリテールクーラーがなくなり、CPU、メモリ周りに空間が出来たことで、マザーの温度も大分下がりました。このあたり、省スペースPCケースのエアフローの難しさでした。
他のテストではGH2撮影の超高ビットレートHD動画の編集が一番負荷が高いですが、これはまた後ほどテストしたいと思います。
さて、冷却性能も価格も申し分ないAPSALUS3-120ですが、耐久性は一番気になります。ただ、メーカー2年保証があり、不具合報告を見てもすぐにメーカーが対応してくれたなど、ちょっと安心できそうです。
今年の夏はこれでうまく乗り切ろう!