Panasonic GH2(いまさら)
Panasonic LUMIX GH2を愛用しています。
レンズが交換できて一眼レフのような使い方が出来るミラーレス。
実はこのカメラ、動画撮影がかなり優秀で発売3年経ってもライバルは一眼レフ最高峰のCanon 5Dの動画機能。
高性能なので、映画などの映像現場でも実際に両機種は使われていたりします。
50M以上のビットレートが撮れるカメラは一眼カメラでも数機種。
ビデオカメラではほとんどないので一眼カメラでここまでされると、ビデオカメラの立場ないですね。
ちなみにPanasonic LUMIX GH3という後継機種が出ていますが、こちらはちょっと人気ありません。
デフォルトで70Mまで撮れますが、真のマルチアスペクトを止めてしまったので、画角がGH2よりも狭いのです。どうして一番の売りの「マルチアスペクト」を止めてしまったのか理解に苦しみます。
GH2は他のマイクロフォーサーズに比べ撮像素子が大きく造られていて、アスペクト比を変えるときにトリミングしないので、画角が広く出来るのです。
LUMIX GH2は通常最高ビットレートは「24M」なのですが、機体余力が相当あり「100M」を超える内部ソフトウエアの改造が可能です。改造はリスクを負いますが、3年経った今でも、それによって機体がオーバーフローで壊れたという報告もありません。
そのおかげで、海外サイトで頻繁に改造テクニックのやりとりがされています。
参考
地デジ:16M
BS:24M
こういう改造は昔から大好物なので、海外サイトで情報収集してGH2の中身をハッキング。
これでビットレートは90M弱。
音なし
これで60M弱です。
ハッキングも解像度を優先するか、階調を優先するかなどで設定が変わるので、欲しい画によって変えたりしてます。
しかしこれを撮るには使うSDカードも超高速でないと、書き込みが間に合いません。
ここまで高ビットレートだと、ほとんど一択で「SANDISK Extreme Pro 64GB」しかありません。
それ以外のSDカードでは失敗することが多くなります。
どんなに「高速」をうたっていても、「SANDISK Extreme Pro 64GB」の性能まで追いつかないようで、そのせいで失敗したことは多々あります。
最近の高速SDカードではそれなりに撮れることも増えましたが、やはりSANDISK Extreme Pro 64GB」の性能は抜きん出ています。
ちなみに、ここまで高いビットレートで撮るとそのままではブルーレイに焼けません。
私はそのまま生データで観るのでかまわないのですが、人に渡すときはブルーレイにしないと渡せません。
それなので、25M程度まで再エンコードしますが、初めから25Mで撮るのと、高ビットレートで撮ってから、編集してブルーレイにするとでは、断然後者のほうがキレイです。
実際の映像現場でも高ビットレートで撮っておいて最適化するので、同じようなやりかたです。
残念なのはリモート端子と外部マイク端子が共用ってことです。
ライブハウスなんかで高い位置に設置したりしたとき、リモートでシャッター押したいんですよね。
共用だと外部マイク接続してるとリモートが使えないのが本当に残念。
Panasonicにはぜひ、GH2の正当な進化版を造って欲しいです。
もしくは「GH2+」みたいな機種を。
GH2ユーザーがGH3へ流れない現状を見て、ユーザーが求めてるモノをぜひ造って頂きたいですね。