DX160 ver.2020

iBasso Audio DX160 ver.2020を使ってみた感想

Fiio M5が1年持たずに故障です。SDカードの読み込みがおかしく、聴いている最中にマウントが外れてSDカードなしになったり、急にプレイリストが自動スキャンになったりするようになりました。

自粛生活が続き、バンド活動もスタジオ練習もなかなか出来ずにいたので、丁度ポータブルでのオーディオ環境ももうちょっと快適にしようかなと思っていた矢先だったので、色々とDAP(デジタル・オーディオ・プレーヤー)を調べていてここにたどり着きました。
音が良いのはもちろんですが、一番の購入ポイントは各種音楽ストリーミングサービスが使えるかどうかでした。特にAmazonMusic

DX160 ver.2020

日本代理店 musin

いざ初期設定〜初聴き

実はAndroid機はスマホも含めて初めてです。とはいえそこまで設定に悩むことはなく、すんなり初期設定は済みました。スマホでもありませんしね。
ゼンハイザー HD25を使ってまずは聴いてみました。
解像感が高いですね。普段自宅DTM環境ではBabyFace Proを使っていますが、そっち傾向のフラットで正確な出音だと思います。
Fiio M5と比べると、低音がかなり締まって聞こえます。Fiio M5は輪郭がぼやけた中華系にありがちな「ドゥン」という低音強調でしたが、DX160 ver.2020は締りがあり、「ドン!」というしっかりした低音です。

私は作られた空間やら低音やらは好まず、データの再現性の方が重要だと思っています。
そういう意味では正確な再生能力ですし、ヘッドホン次第でいろんな好みの音に応えることが出来るDAPだと思います。

DX160 ver.2020

本体の質感や操作感

まずは思ったより軽いということ。まぁ178gなのでスマホ1台分くらいはありますが、148 gのiPhone SEとの差はそこまで感じませんでした。
細部の作りも良く、sonyのウォークマンと比べても安っぽさは感じません。
ボリュームノブは軽いクリック感があり、軽すぎず重すぎず。クルクル軽く回ってしまう感じはありません。
OSの操作感はレビューを見ていて「もっさり」という感想が多かったので、覚悟はしていましたが、確かにその通りではありますが、構えていたほどの酷さはありませんでした。Fiio M5やウォークマンA35でイライラしていたからかもしれませんが、個人的にはDAPとしては快適な操作感です。

悩んだAPKPure

Android機とは言え色々事情があるようで、素直にGoogle Play Storeからアプリインストールが出来ないようです。(殆どの中華DAPはそうらしい)
最初から入っているAPKPureという偽Play StoreみたいなソフトからPlayストアアプリを入れる必要があります。
ここでハマりました。
どの説明サイトを見ても、使用法は簡単ですぐにインストール出来るはずでした。
それが、どうやってもアプリがネットワークエラーになりAPKPure内のアプリ情報が見えません。見えたり見えなかったり。エラー内容は「インターネットに接続してください」のように、ネットに繋がっていないというエラーです。
もちろんWi-Fi設定はしてありますし、Chromeからは普通にサイトに行けます。

DX160 ver.2020
こちらは正常な表示

接続先を変えたり、色々と試行錯誤しましたが数時間格闘の末、ストリーミングはしばらく諦めて、通常のDAPとしてだけ使うことにして作業中止しました。
一晩置き、確認だけしてみようとAPKPureを開いたところ、昨日までのエラーが嘘の如く普通に表示されます。
なんだコレ? とは思いつつも所詮は野良アプリかと思いつつ、無事にPlayストアとYouTubeアプリを入れることが出来ました。

DX160 ver.2020


そう言えば、一部ではここから入れたYouTubeでは見ることが出来ないという情報をみましたが、私の環境では若干もっさりしつつも、動画そのものはキチンと再生出来ました。

同価格帯最強?

そういった評価が多数あるiBasso Audio DX160 ver.2020ですが、実際にその通りだと思いました。
Cirrus Logic製CS431982基搭載したデュアル構成の時点で、5万前後のAstell&Kern AK-SR15HiByMusic R5よりも1万近く低価格です。
そして、4.4mmバランス対応はこの価格帯では皆無でしょう。
Androidのバージョンも8.1とまだ新しいですし、メーカーが嫌い、という理由がなければほぼ一択な気がします。

私の思うハイレゾ

ちなみに言うと私はハイレゾ信者ではありません。
「高周波なんて聞こえない!」なんて理屈こねくり回すわけでもないです。
基本的に私にとって良い音とは、ドラマーですし「シンバルの音は【シンバルの音】なのか」とか「スネアの音は【スネアの音】なのか」とか、生で聴いている音に対して、録音が破綻していないかどうかのほうが重要です。
そして、ノイズなどの余計な音がないかどうかです。
例えば、圧縮音源は圧縮率を上げれば明らかに音が破綻していきます。
それなので、DAPなどの再生機に求めるものは、正確な再生能力です。そういう意味ではハイレゾかどうかというのはどうでも良い話だったりします。

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