Sony α7Cの動画撮影スタイル 〜その2〜
ジンバルを変更
以前の投稿ではZhiyun Crane M2を使用している記事を書きましたが、結局パワー不足で困っていたので、Zhiyun WeebillSに変更しました。それにより、使用できるレンズも増えて、現在はFE 20mm F1.8 G、SEL20F18Gをメインレンズとして運用しています。
本体にケージを装着
本体シューに負担をかけたくなかったのと、ジンバルの軸に対して、ローアングル時のマイクの干渉を避けるためにSmallRig Sony A7Cカメラ専用ケージ-3081を装着したました。多少重くはなりましたが、持てない範囲ではないのでまぁなんとかこれでも2時間くらいの撮影は腕の体力も持ちます。装着してみるとケージはかなりよくて、手持ちのホールド感も上がって撮影はしやすくなりました。
ジンバル装着にはクイックリリースを
Ulanzi クイックリリースを使い、ジンバルへの装着を簡単にしました。
こちらはアルカスイス対応互換プレートではありますが、リリースクランプ(台座)は挟み込みではなく、ロック機構になっているので、他社のプレートでは装着出来ません。Ulanziプレートの方は、アルカスイス互換クランプに付けることが可能ですし、リリースクランプ(台座)自体も他社のアルカスイス互換クランプに装着出来るような加工がしてあります。(ややこしい)
挟み込み締め付けではなくカチっというロックのため、多少の遊びが出るか心配でしたが、遊びもなくキッチリハマるので、ジンバル運用でも問題ありませんでした。
実はジンバルのバランスが取れない
この撮影スタイルですが、実は外部マイク部分が高さが出てしまい、カメラのバランス取りが出来ません。
正面、ロール軸、パン軸はある程度取れるのですが、チルト軸、真上に関してはZOOM H1nとショックマウントで高さと重さが勝ってしまい、バランスが取れません。本当ならもう少し重いレンズか、バランスウェイトなどを用いてバランス取りが必要かと思います。
ただし、実はZhiyun WeebillSはチルト軸が妙にパワー過多気味でして、通常のオート設定ではモーターパワーが強すぎてジンバルが振動してしまいます。その場合、チルトパワーを落とすことでパワー過多の振動を抑えることが出来ます。
これは個体差もあるようですが、私のZhiyun WeebillSの場合はチルト35前後に対して、ロール、パン軸は52~58あたりが丁度良いです。オート設定にするとチルトも50を超えてきますが、これではパワー過多でモーター振動が出ます。
というわけで、ジンバルのチルトモーターパワーがかなり強いため、チルトバランスが取れなくても低めのモーターパワー設定で全然問題なく、ジンバルを操作可能です。
重さ的にはZOOM H5を載せてもジンバルのモーターパワーの不足は感じませんが、流石にバランスが取れない状態でそれは負担かけすぎな気もするので、ZOOM H1n程度で止めて置きます。