【Amazon限定カラー】Sennheiser MOMENTUM 4 Wireless SE Copper

やはり音質は上品で最上級

ここ数ヶ月、Bowers & Wilkins PX7S2と何度も試聴しては悩んでいたのですが、今回Amazonブラックフライデーセールで4万を切る破格だったので購入しました。

音質は今更言うまでもありませんが、とても上質でBTD600でaptX Adaptive聴いたときはとても無線とは思えない音質です。iPhoneのAACでも電車移動などでは全く気になりませんし、動画視聴でもリップシンクに遅延は感じません。
それでもBowers & Wilkins PX7S2eとは音質の方向性が違うので、あれはあれでやはり欲しいですが。
とにかく、音質については発売から１年経ちましたので語り尽くされているかと思います。

限定カラーの質感は？

Amazon限定カラーのカッパーは取り扱いが今年の８月末だったので、まだあまり購入者もいなかったのか、YouTube動画などでも動画が出ておらず、外観が商品写真以外ではわからなかったので若干の心配がありました。しかし実際に手にしてみると、通常版に比べても劣ることはなくむしろ、一部で不満が出ていたハウジング部分の溝に対して、カッパー色のラインでうまくごまかせていて、こちらの方がデザイン的に良いと思いました。
まぁ最初から変な溝なんて無い方がいいのですが、カラーが落ち着いているのでとても上品に見えました。

装着感がやはりイマイチ

個人的に一番気になっていたのはつけ心地です。装着感に関してはBowers & Wilkins PX7S2の方が完全に上だと思いました。

というか個人的にはSONY WH-1000XM5や、さらにはBOSE QuietComfort Ultra Headphonesも良く、ヘッドバンドやイヤーパッドの心地よさは、この４機種で比べた場合はMOMENTUM 4は最下位でしょうか。

この中では一番側圧が強めなので、耳下の顎の骨の付け根に若干食い込む感触が不快です。これは試聴のときから感じていたので、ここに関しては何か対策したいです。このせいであまり長く付けていられないのが不満と言えば不満ですね。他の３機種ではそれはあまり感じません。試聴していたときですら、装着感に関しては他３機種が良いとずっと感じていました。今回の購入は「セール値段」に負けたカタチですね。

さらにヘッドバンドに関しても、頭頂部に当たっているときに一番硬さを感じます。これも他のライバル機に対してはかなり負けているなぁと感じます。MOMENTUM 4には他の機種には無い、中央部に凹みがあってこれがフィット感を上げるという解釈だと思いますが、個人的にはこれが逆にヘッドバンドが頭に当たっているという感覚を助長しているように感じます。試聴の短時間でも他の３機種では感じなかった部分です。

純正送信機が秀逸

BluetoothドングルのBTD 600との相性がやはりとても良いです。MOMENTUM 4は２台同時のマルチポイントに対応しているので、iPhoneに直接登録とBTD 600への登録をしておくことで、iPhone１台での運用が可能になります。
手軽に聞きたい場合はiPhoneと直接、高音質で聞きたい場合はiPhoneにBTD 600を繋いでそこから出力。このあたりもマルチポイントとして簡単に切り替えが出来ます。というか、BTD 600を繋いだ時点でiPhoneの出力もBTD 600が優先されます。

自宅ではBTD 600をパソコンに指すだけで、新たなペアリングも必要なくMOMENTUM 4を使用出来ます。BTD 600はVRデバイスのMeta Quest 2などでも使えるので、BTD 600を利用することでMOMENTUM 4が様々なデバイスで利用可能になりますので、Sennheiserのワイヤレスユーザーは、一つ持っておいて損は無いと思います。

まとめ

音質が良いことはもう明白だと思います。発売から１年が経ち、散々評価されてきたので言うまでもない事かと。ただし、Bowers & Wilkins PX7S2eは同価格帯では一つ頭が抜き出ている感じはします。あくまで私個人の好みとしては

音質

B&W PX7S2e > Sennheiser MOMENTUM 4 > SONY WH-1000XM5 > BOSE QuietComfort Ultra Headphones

ノイズキャンセル

BOSE QuietComfort Ultra Headphones > SONY WH-1000XM5 > Sennheiser MOMENTUM 4 > B&W PX7S2e

ヘッドバンド、イヤーパッドの装着感

B&W PX7S2e > BOSE QuietComfort Ultra Headphones > SONY WH-1000XM5 > Sennheiser MOMENTUM 4

とはいえ、この価格帯のライバル機はどれも完成度は高いので、どれを購入しても後悔はしないと思います。