オーディオインターフェースとUSB端子

レイテンシを詰めるために、去年購入したちょっと高いオーディオインターフェース、RME Babyface Pro。これがどうにもSample Tank3にて高サンプリングレートで使えなくて非常に困っていました。

96kHzに設定すると、全く音が出ません。

HALion 5はレイテンシを緩くすれば音は鳴ってくれます。
しかし、レイテンシを詰めたくてこれでは、Babyface Proにした意味がありません。

で、最近になってふと思ったのが接続しているUSB端子に注目してみました。

今までの接続を説明しますと、マザボには2.0×2、3.0×2となっています。マウスやバックアップ用HDDなど付けているので、オーディオインターフェースにはPCI-Eに3.0増設ボードを用意。ボードの説明には「高品質コンデンサによりオーディオインターフェースなどおすすめ」的に書いてありましたので、こちらにBabyface Proを接続しました。しかしこれが全くダメ。ノイズが乗りまくって、使い物になりません。どうやらグラウンドループを起こしてしまっていました。

で、どうしても取り除くことが出来なかったため、PCIバスにUSB2.0を増設。ココにBabyface Proを接続。これでノイズもなく使うことが出来ました。しかし、上記の問題「高サンプリングレートで音源が鳴らない」という問題。
初めは何が原因なのかさっぱりわからず、音源メーカーとやりとりする日々。解決せずに諦めていました。それがひょんなことから「やっぱり根本的にマザボ直にしてみたらどうか」と思い直しました。いや、あんたそれが最初にやるべきことだろ!と言われそうですが。

なぜそうしなかったのかというと、シャットダウン時にもUSBに電源供給されるように設定していたからです。スマホやウォークマンの充電、マウスの充電などシャットダウン時にも充電だけしておけるようにしてありました。こうすると、Babyface Proには常に電気が供給されるため、LEDが点灯しっぱなし。これは精神衛生上悪い。
ということで、増設ボードへ繋ぐという選択肢に至ったわけです。

しかしそうも言っていられないので、本体側のUSBではノイズや高サンプリングモードの解決が出来るのかやって見ました。
結果は「最初からそうしろ!」と誰かに怒られた気がしました。 はい、正解。

これまでの問題が嘘のように解決しました。
いやぁ、改めて増設USBとマザボ搭載のUSBのDTMにおいての重要性を確認しました。すべてに当てはまるわけではありませんが、私の環境ではPCI-EやPCI接続のUSBボードはボード自体が「高品質コンデンサ搭載」というものを選んだとしても、オーディオインターフェースを正常に使うことが出来ない、もしくは実力を出しきれないという結果でした。

もちろんボードの説明には理論値、公称値などはUSB規格通りの表記ですが、オーディオインターフェースにおいては、色々と問題がありそうですね。
やはり重要なモノはマザボ本体から取るようにした方が良い、ということですね。どうしても足りない場合は、USBハブでバスパワーではなく電源型のハブを選び、そちらでつなげた方がPCIなどで増設するよりもいいかもしれません。

ひとまず、Babyface Proの方が優先順位が高いので、モバイル端末の充電は普通にコンセントを使い、USBの電源供給はUEFIの方で切ることにしました。
※設定方法はそれぞれのマザーボードなどで違う場合があるのでコチラを参照ください。

 

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