Excelが開かない! 詳細ウィンドウの罠
Excelのファイルが開かない
Excelファイルを選択するとエクスプローラーが応答しなくなる(フリーズ)
年に数件ほど職場で問い合わせがある不具合ですが、Excelのファイルが開かない原因は多種多様で、実際に症状を見てみないとわからないことがあります。しかし一つの現象に関して言えば、ある程度の推察が出来ます。それはエクスプローラーが応答しなくなる症状です。
実は随分前からあるバグのようなものなのですが、今だにレガシーとして2022年現在でも健在なバグです。そしてWindows11でも起こる可能性があります。
症状は
症状としては、Excelファイルをクリックすると、エクスプローラーが応答しなくなり、フリーズしたようになります。
この症状はExcelに限らず、Officeアプリ全般で起こる可能性があります。しかし、他社製アプリではほぼ聞きません。なぜマイクロソフトの自社製品が自社のWindowsでこんな不具合を起こすのでしょう?
ちなみに、エクスプローラーが応答しなくなってしまった場合は、キーボードのショートカットで「Ctrl+Alt+Del」を押してタスクマネージャーを開き「プロセス」タブから「アプリ」の箇所に「エクスプローラー(応答なし)」という表示があると思いますので、項目を右クリックでメニュー選択して「タスクの終了」をすれば応答しなくなったエクスプローラーを終了させることが出来ます。
対処法
実は根本的な解決方法は今の所無いようです。しかし、ある設定を避けることで回避出来ます。それがエクスプローラーの詳細ウィンドウの項目です。
エクスプローラーとは、フォルダを開いたときに表示されるウィンドウのこと。フォルダの中に入っているファイルやそのプレビューや、作成日時などのデータを見ることが出来るものです。詳細ウィンドウという設定は、ファイルを選択したときにウィンドウ右側にそのファイルの詳細データ(プロパティのような情報)を表示する機能です。この機能に問題があるようですが、それがWindowsなのか、Officeアプリなのか原因がはっきりしません。少なくとも私はOfficeアプリ以外では聞いたことがありません。
ひとまずこの詳細ウィンドウをオフにすることで、フリーズ(応答なし)を回避することが出来ます。
エクスプローラー→表示→詳細ウィンドウ
※オンとオフはわかりづらく、反転しているか反転していないかで判断します。
まとめ
この現象はかなり昔から聞くのですが、一向に修正される気配がありません。
そもそも全ての環境で起こる現象でもなく、詳細ウィンドウをオンにしていても、全く問題が起こらないパソコンも多く存在します。
殆どの人はこの詳細ウィンドウの設定オンにした記憶もないことが多いので、日々の作業でなにかの拍子で設定してしまうことが多いようです。