自宅用電子ドラム防振ステージ 2019年版
2019年書き足し記事
一軒家に引っ越したため、防振ステージの階層を見直して新たに設置し直しました。ドラムの設置場所の下が下階の廊下なので、そこまで気を使わなくてもよくなったということもありますが、この状態でもかなりの防振効果はあります。
以前と違うのは、ステージ上部に乗せていたパネル板を取ってしまい、30×30のオフィスなどで使われるカーペットを使いました。大きさはゴムタイル(ラバータイル)と同じ大きさなので、余計なカットも必要ありません。
家族によれば、一応これで下階への振動はほぼわからないと言われているので、問題ないと思います。
下記記事を参照して頂ければわかりますが、私はステージが揺れるのが嫌で、タイヤふにゃふにゃシステムを導入しませんでした。振動は重さによっても消せるので、私のアプローチは基本は重さです。そこに役立っているのが主にゴムタイルです。本当に優秀でこの防振ステージの要ですね。そしてスネアなどの足に、振動を殺すための重りを足すなど、たぶんメジャーな自作防振ステージの逆をいっているかと思います。
以下 過去記事
電子ドラムをやっていると必ず問題になってくるのが床の防振ですね。
本当に頭を悩ます問題です。特にマンション住まいですと、これの対策を怠るとご近所さんともめます(汗)
これまで色々試作して、やっと現在の防振ステージに落ち着きました。
まず一番下に敷いているのは、ホームセンターで売っている庭や室内などに使うラバータイルです。これをステージの広さ分だけ敷きます。1枚980円くらいでした。このタイルは結構な重さがあります。振動対策にはタイヤのような空気も良いですが、重さで殺すということもかなり有効です。
一番下のラバータイルはステージ分ピッタリ敷き詰めた方が良いです。変に枚数をケチると隙間や空間から振動が漏れて下に響いてしまいます。
これは敷く敷かないだと大分違います。
スローンを置く場所にも一枚敷いています。
ラバータイルの上にはやはりホームセンターで買った、スポンジ状の防振マット材です。
フェルト材ではありません。フェルト材だとホコリかすが出て掃除が大変になります。
大きいのを1枚買ってきて、それを切って使っています。下は2枚重ね、ステージ一番上は1枚です。
スポンジとパネル合板の間に白いものが見えます(一番最初の画像も参照)が、これはシーリング材といって、発泡スチロールのホース状の素材です。これをパネル合板の下に丸くタイヤ状にして数カ所貼り付けます。輪っか状にしたものを数個作り(渦巻き状でもよいかも)合板が安定するように考えて貼り付けます。合板と下の接地面との空間を作ることを目的としていますので、ここはラバータイルのときとは違い、隙間無くびっちり貼り付けると圧力の逃げ場がなくなるので加減を考えてつけました。
有名なタイヤふにゃふにゃシステムを参考に、タイヤ以外の素材で代用した感じです。なぜならタイヤですと、メンテナンスも大変だしステージも揺れが大きい。そこで代用品としてこれを使いました。
合板パネルには滑り止め効果を考え、薄いカーペットを前面に貼り付けています。
そして、実は写真には見えないのですが、スポンジシートと白いシーリング材の間には人工芝が敷いてあります。
スポンジシートの上に人工芝を敷き、その上にシーリング材を貼り付けた合板を乗せます。
出来上がったステージに機材を乗せますが、その脚の下によく地震対策用に売っている防振ジェルを挟み込んで完成です。
そのほか、スネアスタンドの脚にトレーニング用のアンクルをつけて重しにし、振動を殺します。
そして最後、バスドラは結構メッシュの音がうるさいんですよね。そこでハンカチ程度の布をビーターの当たる部分に貼り付けました。センサーは問題なく感知するので、音が鳴らないなんてことはありません。
これが結構効果あって、バチバチうるさかったバスドラが、トコトコに変わり軽減してくれます。
結構色んな素材を重ねていますので、タイヤふにゃふにゃシステムより複雑ですが、タイヤのパンクや空気漏れもないですし、メンテも殆どしなくてよいです。
効果のほどですが、ステージ近くの床に水を入れたコップを数カ所置いてV-Drumsを叩いてみて、コップに波紋が出来るかテストしました。
コップに波紋が出来れば、振動が床に伝わってしまっている証拠です。
結果は、コップに波紋は出来ませんでした。
いやぁホッとしました。これで下の階への振動はかなり抑えられたとみてよいでしょう。
実際、マンションに引っ越して半年、今のところ苦情は一度もありません。
2015年2月 追記
これを施工してこのマンションで2年、下の階からの苦情はまだありません。
大丈夫と信じてます(苦笑)