H.265の動画がWindowsで再生出来ない? HEVCコーデックとは
HEVCビデオ拡張機能とは?
Windows11に搭載しているメディアプレーヤー「映画&テレビ」の機能「HEVCビデオ拡張機能」は、現在もオプション扱いとなっていて、自分でMicrosoftストアからダウンロードする必要があります。
そのままMicrosoftストアで検索すると120円の有料となっています。
身近なところではiPhoneの動画や、デジタルカメラ等で撮った4K動画などで、HEVC/H.265コーデックを使ったファイル形式の動画が増えてきましたが、Windows11でも未だにオプション扱いなんですね。
実は無料で入手出来る
これはWindows10の頃からですが、この拡張機能は全く同じものが無料で入手出来るようになっています。しかもちゃんと公式のMicrosoftストアからインストール出来ます。
問題はMicrosoftストアからの検索は出来ず、リンク経由で入ることが可能になっています。こちらは「デバイス製造元からのHEVCビデオ拡張機能」となっているので、OEM供給用なのでしょうか?
特にライセンスなどで問題点も見当たらないので、数年前からこの無料版での問題は聞きません。ただし、公式にMicrosoftが推奨しているわけでもないので、無料版が廃止されるかは不明ですが、2022.11の時点では問題ありません。
外部サイトからのインストール?
どうやら外部サイトからのインストールを案内しているサイトも見かけましたが、公式のMicrosoftストアからインストールが可能ですので、わざわざリスクのある外部サイトからインストールする理由はありません。
安全性を考えるなら公式のMicrosoftストアからのインストール一択です。
120円なら払ってもいいのでは?
もちろん安心料として120円払うというのは良いですし、Microsoftストアでは検索では有料版しか検索は出来ないので、こちらがMicrosoftとしては推奨だと思います。そういう意味では「HEVCビデオ拡張機能を120円払って購入しましょう」という案内が正しいと思います。
無料版のインストール方法
前置きが長くなりましたが、無料版の「デバイス製造元からのHEVCビデオ拡張機能」のインストール方法を紹介します。ちなみに、基本的にはWindows10の頃のやり方と大差はありません。
Microsoft Edgeなどのブラウザを立ち上げて、アドレスバーに以下のURLを入力(コピペ)して、このリンクを開きます。
ms-windows-store://pdp/?ProductId=9n4wgh0z6vhq
Microsoftストアが開き、「HEVCビデオ拡張機能」ではなく「デバイス製造元からのHEVCビデオ拡張機能」と表示されていればOKです。※上記画像参照
既にインストールされていれば「開く」、まだインストールされていなければ「インストール」(有料版は購入となっている)となっていると思います。
確認しましたら「インストール」ボタンを押してインストールを開始してください。
フォルダーなどに置いてあるHEVC/H.265の動画ファイルのアイコンに、プレビュー画像が表示されるようになったと思うので、動画が再生出来るか確認してみてください。
まとめ
まだまだH.264の動画が一般的ではありますが、HEVC/H.265も一般的になりつつあり、そろそろ意識せずに扱える時期に来てもおかしくはありませんが、Windows11の現在でもオプション扱いなのは少々残念です。
これらを扱える再生ソフトや編集ソフトを入れることで、そちらのコーデックで再生させることは可能ですが、それでもWindows標準として再生環境を整えておきたいものです。