NVIDIA GeForceシリーズの世代別動画エンコード能力

広告
スポンサーリンク

3世代の動画性能

先に書いておきますが、ガッツリ比較した記事ではありません。
たまたま3世代GPUが手元にあるので、普段使っているVEGAS Pro 19やPemiere Proで、SONY a7Cで撮影した動画をH.265とH.264へエンコードしたらどれくらい差があるのかを簡単に比較してみたというものになります。

ゲームでの比較はよく見かけますが、動画編集で比較している人はあまり見かけないかも。まぁ私もガッツリ比較するほどの労力もないので、ごく簡単な比較となります。

NVIDIA GeForceシリーズ

手元にあるGPUは以下です

GTX 1080Ti
RTX 2060
RTX 3060Ti

これらに動画編集時の差がどれだけ出ているのかを、簡単な体感とエンコード計測をしました。

動作環境と撮影ファイル

PCのスペックは簡単に
Intel Core i9 9900K
システムメモリ 64GB G.Skill F4-3200C14-32GTRS

撮影動画ファイルはSony a7Cで撮った4K30P100M4K24P100M HDRで撮影したものですが、Adobe Premiere Pro「XAVC S」のHDRファイルを正しく扱えないためH.265、H.264ともに4K30P100Mのファイルを使用しています。

映像としては5分程度の動画です。

VEGAS Pro編

使用動画:ファイル4K24P100M HDR
H.265
MAGIX HEVC/AAC MP4フォーマットで、HLG UHD 2160p(NVENC)23.976fpsにカスタム設定

使用動画:ファイル4K30P100M
H.264
MAGIX AVC/AAC MP4フォーマットで、インターネットUHD2160p29.97fps(NVENC) デフォルトテンプレート

計測結果

結果から言うとH.265、H.264ともにエンコードでは殆ど差は出ませんでした。

H.265エンコードは以下の結果でした。

RTX 3060Ti:12分45秒
RTX 2060:12分33秒
GTX 1080Ti:12分36秒

H.264エンコードは以下の結果でした。

RTX 3060Ti:3分55秒
RTX 2060:3分52秒
GTX 1080Ti:3分59秒

現状のVEGAS Proにおいては、動画編集の際にGPUでのエンコードでは世代による明確な差は現れませんでした。RTX 3060Tiにはもう少し頑張って欲しかったです。
特にGPU使用率があまり上がらずに30%〜50%程度。以前から言われていることですが、VEGAS ProにおいてはNVENCなどは効率的に使われていないようです。

Adobe Premiere Pro編

撮影動画ファイルはSony a7Cで撮った4K30P100MをH.265とH.264へエンコードしています。

H.265エンコードは以下の結果でした。

RTX 3060Ti:2分11秒
RTX 2060:2分06秒
GTX 1080Ti:2分02秒

H.264エンコードは以下の結果でした。

RTX 3060Ti:1分52秒
RTX 2060:1分51秒
GTX 1080Ti:1分49秒

まずRTX 3060TiRTX 2060はPremiere Proの方がGPU使用率が高効率に働くようです。VEGAS Proに比べて使用率がかなり高かったです。
どちらもGPU使用率は70~100%までいきましたが、GTX 1080Tiは50%前後でした。
しかし結果はGPU使用率ほどの差は出ず、GTX 1080Tiがかなり速いことがわかりました。

まとめ

VEGAS ProはNVENCが効率的に使われていないため、エンコード時は効率的に使われるPremiere Proの方が速く書き出せるようです。
書き出し時にデフォルトのプロファイルを使ったので、VEGAS ProとPremiere Proで厳密にビットレートを合わせたわけではありませんが、それでも目に見えて違いが出ました。
DaVinci Resolveの有料版なども試してみたくなりました。
ただ、世代差で言えば3世代ともハイエンド、ミドルハイ、ミドルとバラバラですが、エンコード速度の差は顕著には現れませんでした。

 GeForce

消費電力などは新しいものがパフォーマンスは良いと思いますが、エンコード速度を求めた場合は世代差は大きくないかなといった印象です。
AV1デコードなどの対応を考えたらRTX 30シリーズは優位ですが、現状での必要性を考えるとまだまだこれからの技術。
ゲーム目的であれば確実に世代差は大きいですが、動画編集ではどれかのパーツが突出した性能よりも、バランスの取れたスペックが重要かなと思います。

編集ソフトに関してはエンコード能力で選べばPremiere Proが良い選択ですが、ソニーカメラの「XAVC S」のHDRファイルの対応問題があるので、HDR撮影したものはやはりVEGAS Proになってしまいます。

やはりDaVinci Resolveの有料版も買ってみるか。

広告
スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください